山形大学歯科口腔・形成外科学講座 石川恵生新教授による講演
令和7年3月22日(土)午後5時より「米沢市医師会館」講堂において令和6年度米沢市歯科医師会学術講演会が開催されました。満田隆之学術担当理事が司会を務め、渡部宏一副会長による開会の辞の後、遠藤浩会長より挨拶があり「石川恵生先生、教授就任おめでとうございます。山形コホート研究や今後の講座の展望などご教示お願いしたいです。」と述べました。
講師紹介の後、「山形県における山形大学医学部歯科口腔・形成外科学講座の役割」の演題で石川恵生山形大学医学部歯科口腔・形成外科学講座主任教授より講演が行われました。臨床面では顎矯正手術や腫瘍摘出後の再建、唇顎口蓋裂の外科的治療など豊富な臨床経験を基に、3Dプリンターを活用した精密医療の取り組みを述べました。教育面では大学院教育や若手育成に注力していること、研究面では口腔がんの早期発見や、山形コホート研究の成果について述べました。臨床だけでなく研究と教育のバランスを重視し、若手の専門医・指導医育成の重要性について触れ、今後の臨床・教育・研究活動をさらに充実させ全力を尽くす決意であると講演を締めくくりました。質疑応答では、各テーマに関する活発な意見交換が行われ、最後に大峽潤専務理事より閉会の辞があり学術講演会は成功裏に幕を閉じました。