米沢市歯科医師会

置賜地区歯科医師連合会学術講演会・総会

4年ぶりの開催。高山香名子総合南東北病院放射線治療科医長による講演

令和5年7月13日(木)午後3時より「グランドホクヨウ米沢」において、第34回令和5年度置賜地区歯科医師連合会学術講演会・総会が開催されました。満田隆之米沢市歯科医師会学術担当理事が司会を務め、渡部宏一米沢市歯科医師会副会長による開会の辞の後、遠藤浩置賜地区歯科医師連合会会長より挨拶がありました。

学術講演会では、高山香名子総合南東北病院放射線治療科医長を講師にお招きし、「口腔がんに対する粒子線治療の適応と治療効果、がん患者に対する歯科の役割について」の演題で講演が行われました。近年、放射線治療は目覚ましい進歩を遂げており、従来のX線治療や、各種放射線治療の概要と適応について、粒子線治療が治療にもたらすメリットや今後の課題について幅広く説明がありました。また、がん治療中の口腔内合併症に対する入院前から退院後までの一連の周術期管理の重要性と治療上の注意点について説明がありました。最後に、口腔ケアはがん治療になくてはならないものであり、がん治療に理解のあるかかりつけ歯科医院が増えていくことを期待したいと締められました。質疑応答も多数あり、有意義な講演会となりました。

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講演会の様子

講演会終了後、総会が開催されました。大峽潤米沢市歯科医師会専務理事が司会を務め、長岡美智子置賜地区歯科医師連合会副会長による開会の辞の後、遠藤置賜会会長より挨拶がありました。遠藤置賜会会長が議長に選出され、令和元年から4年度までの事業報告ならびに収支決算報告、監査報告がなされ、全会一致で承認されました。続いて、渡部米歯副会長より本年度の事業計画案、予算案が上程され、承認されました。その他として櫻井厚君より令和4年度の置賜地区歯科在宅休日当番医制について報告がありました。また、新入会員として長谷部智之君、遠藤龍太郎君、鈴木拓君が紹介されました。最後に、土屋衛置賜地区歯科医師連合会副会長の挨拶で閉会しました。