米沢市歯科医師会

米沢市歯科医師会と米沢市との意見交換会

令和5年2月14日(火)午後6時30分より「米沢市すこやかセンター」2階第2会議室において米沢市歯科医師会と米沢市との意見交換会が行われました。渡部修米沢市健康課課長補佐兼健康企画主査が司会を務め、はじめに中川勝米沢市長より挨拶がありました。続いて鈴木基会長より挨拶があり、「昨年はパンフレット作製にご協力いただき感謝申し上げます。地域医療に歯科は欠かせない分野です。少子化が進んでいますが、子供たちの健康を考えた際に出産前から妊産婦の口腔内を良好にしておくことが重要です。本日は忌憚のない意見をよろしくお願いします。」と述べました。次に、「27年間にわたる米沢市内小中学生の歯科健診結果の推移と課題」の演題で渡部宏一専務理事より講演があり本会の取り組みについて報告しました。

意見交換会の様子その後意見交換が行われ、米沢市より(1)市内在住の男女4000人を対象に令和4年10月12日から11月12日に行われた「健康に関する意識・生活アンケート調査結果」について。(2)妊産婦の歯科保健事業について説明がありました。本会より、(1)について「歯磨きのタイミング」の項目で小中高校生ともに朝食後、昼食後、夕食後の割合がいずれも高いとは言えず、特に昼食後の歯磨きは新型コロナウイルスの感染を恐れて学校での歯磨きを行っていない現状が表れています。学校での昼食後の歯磨き再開の検討を要望しました。(2)について母子健康手帳に記載されている歯科検診の項目が活かされておらず今後の課題であること、妊産婦の口腔内の環境が低体重児出産や小児の口腔内環境に関連しているため、出産前からの歯科口腔保健啓蒙活動や妊産婦の歯科検診を要望しました。