米沢市歯科医師会

令和7年度 置賜地区歯科医師連合会学術講演会・総会

タスパークホテル長井にて開催

令和7年6月19日㈭午後3時より「タスパークホテル長井」において令和7年度置賜地区歯科医師連合会学術講演会・総会が開催されました。村上聡長井地区歯科医師会専務理事が司会を務め、松下賢長井地区歯科医師会副会長による開会の辞の後、芳賀俊和置賜地区歯科医師連合会会長より挨拶がありました。講師紹介の後「高齢者における診療の注意点」~歯科治療における全身管理も含む~の演題で、竹島浩明海大学歯学部病態診断治療学講座高齢者歯科学分野教授より講演がありました。令和6年9月には高齢者人口の割合が過去最高であり、高齢者の多くがなんらかの疾患を抱えており中でも高血圧患者が男女ともに最も多く、脳血管系疾患、虚血性心疾患、心不全、腎不全の主要な原因疾患であると述べました。これらを抱える高齢患者に対しての事前対応、処置時の配慮、発作時などの緊急対応、抗血栓薬や骨粗鬆症薬を服用している患者の治療の時期や可否について多岐にわたり述べました。歯科医療現場において、問診の徹底、他科の治療状況や服薬情報の把握、主治医・地域との連携が重要であると述べ講演会を締めました。

会場の様子その後総会が行われ、村上長井地区歯科医師会専務理事が司会を務め土屋衛置賜会副会長より開会の辞があり、芳賀置賜会会長より挨拶がありました。芳賀置賜会会長が議長に選出され、令和6年度事業報告、ならびに令和6年度収支決算報告、 監査報告がなされ全会一致で承認されました。続いて令和7年度事業計画案、予算案が上程され承認されました。その他として、置賜地区歯科在宅休日当番医制について、置賜総合病院の予約システムについて報告がありました。最後に渡部宏一置賜会副会長より閉会の辞があり終了しました。