米沢市歯科医師会

令和6年度米沢市三師会合同納涼会・在宅医療推進研修会

三條祐介広報担当理事が講演

令和6年8月1日(木)午後6時30分より「ホテルモントビュー米沢」において米沢市三師会合同納涼会・在宅医療推進研修会が開催され、三師会会員が多数参加しました。はじめに、米沢市介護保険制度医師研修事業の在宅医療推進研修会が行われ、田中雄二米沢市医師会地域医療委員会委員長が司会を務め、佐野隆一米沢市医師会会長より挨拶がありました。講演に先立ち遠藤浩米沢市歯科医師会長より今般益々医療連携が重要視されてきている旨を述べました。 続いて三條祐介米沢市歯科医師会広報担当理事より「歯科訪問診療での嚥下評価と食支援」と題して講演がありました。大学院時代の研究及び摂食嚥下に携わった経緯を含め、米沢での開業後のVEを用いた摂食嚥下評価と食支援を数多くの臨床事例を動画も含めて提示しました。最後にVEの前に口腔衛生・機能を整える。嚥下機能を見極め、適切な食形態、姿勢、介助方法などを提案する。VE動画を指導・教育用ツールとして家族や看護スタッフ(特に調理、食介助担当者)に提示し食支援に役立てることが嚥下の多職種連携になる。「食べ続けること」が一番の嚥下訓練であり、口腔・嚥下機能の維持・向上が「誤嚥性肺炎予防」にもなるとまとめました。安心できる経口摂取をサポートすることで問題を抱えていた患者さんの全身状態の改善、QOLが向上することが理解できました。

講演会の後、三師会合同納涼会が開催されました。当番幹事の中川隆伸米沢市歯科医師会厚生担当理事が司会を務め、遠藤米沢市歯科医師会会長より挨拶があり、佐野米沢市医師会会長の乾杯で納涼会が始まりました。アトラクションとして米沢を中心に活動しているフルート奏者の鈴木芽玖さんより夏にふさわしい演奏が披露され 、一同はしばし耳を傾けていました。宴もたけなわの中、お開きの時間となり林宗一郎米沢市薬剤師会副会長の締めで終宴となりました。これからも顔の見える医療連携は重要だと思える梅雨明けの夜でした。

演者の三條祐介理事

講演した三條理事

講演会の様子

講演会の様子