米沢市歯科医師会

令和6年度 置賜地区歯科医師連合会学術講演会・総会

令和6年6月13日(木)午後3時より「むつみ荘」において置賜地区歯科医師連合会学術講演会・総会が開催されました。板垣彰南陽市東置賜郡歯科医師会学術担当理事が司会を務め、高橋正南陽市東置賜郡歯科医師会副会長による開会の辞の後、土屋衛置賜地区歯科医師連合会(以下置賜会と略)会長より挨拶があありました。講師紹介の後、「進化した根管治療と今後の展望」の演題で五十嵐勝日本歯科大学名誉教授より講演がありました。根管治療の原則は髄室内や根管内の炎症歯髄を除去し健康歯髄を残すこと、および根管内の感染源を可及的に除去し根管消毒の後に根尖孔からの再感染が起きないように緊密に充塞することにあると述べました。根管治療はデンタル画像からの情報から根管の走行を推察し、指頭感覚を頼りとし、根尖まで直視するのは困難とされてきましたが、歯科用CBCTによるデジタル画像からの3次元的な形状の把握、歯科用実体顕微鏡による根管内の直視、NiTiロータリーファイル登場など実際の症例を交えながら根管治療の変還について述べました。質疑応答では多数の質問がありました。

講演会後総会が行われ、松岸潔南陽市東置賜郡歯科医師会専務理事が司会を務め、遠藤浩置賜会副会長より開会の辞があり、土屋衛置賜会会長より挨拶がありました。土屋置賜会会長が議長に選出され、令和5年度事業報告、ならびに令和5年度収支決算報告、監査報告がなされ全会一致で承認されました。続いて令和6年度事業計画案、予算案が上程され承認されました。その他として、置賜地区歯科在宅休日当番医制について報告がありました。最後に芳賀俊和置賜会副会長による閉会の辞で終了しました。総会後懇親会が行われ、交流を深めました。

講演会の様子

講演会の様子