米沢市歯科医師会

第76回東北地区歯科医学会

渡部宏一副会長、鈴木拓君が堂々と発表

令和5年11月25日(土)26日(日)「福島県歯科医師会館」2階大会議室において第76回東北地区歯科医学会が開催されました。本会からは会員14名が参加し、渡部宏一副会長が「学校歯科健診『米沢方式』27年を通してわかったこと〜第1報〜」の演題で発表を行いました。平成7年の調査から対象者数、DMFT者率・指数、CO保有者は減少したが、CO保有者率はH10年以降一定の保有率が認められるため、学校健診結果と精密検査結果の比較から事後措置の必要性が再確認されたと報告しました。また鈴木拓君が「舌根沈下に起因すると思われる食塊の咽頭流入経路の障害が上下総義歯の装着により改善を認めた一例」の演題で発表を行いました。姿勢の違いや舌根沈下の有無により義歯が咽頭腔形態に及ぼす影響が異なるため、症例に応じて義歯を使用することで唾液や食物の誤嚥リスクを軽減できる可能性が示唆されたと報告しました。質疑応答では多数の質問があり、2人の演者は堂々と回答し、座長からも高評価の言葉をいただきました。次回、第77回東北地区歯科医学会は令和6年11月30日(土)、12月1日(日)山形県で開催予定のため、本会からの多数の演題発表が期待されます。

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