米沢市歯科医師会

令和4年度 米沢市学校保健研究発表会

山田雄大学術担当理事が講演

令和5年2月16日(木)午後3時より「置賜総合文化センター」において令和4年度米沢市学校保健研究発表会が開催されました。佐野隆一米沢市医師会会長の挨拶の後、米沢市学校保健功労者表彰が行われ、本会の安藤栄吾君と学校関係者合わせて5名が表彰されました。続いて山形県よい歯の学校表彰で優良校となった米沢市立第五中学校への伝達表彰が行われ、鈴木基米沢市歯科医師会会長より表彰状が手渡されました。米沢市よい歯の学校表彰も行われ最優秀校の三沢西部小学校、優秀校の西部小学校、万世小学校、第五中学校が表彰されました。鈴木会長より挨拶があり「新型コロナウイルスの影響で昼食後の歯磨きを行っていない学校が大多数であり、生活習慣としての歯磨きの重要性やインフルエンザも含めた感染予防の観点から学校での昼食後の歯磨きを再開して欲しいです。」と述べました。

講演する山田君 (2)

講演する山田学術担当理事

続いて『「健康でたくましい子ども」の育成のために〜児童主体の保健活動を通して〜』の演題で、米沢市立南原小学校の研究発表が行われました。児童が主体となって製作されたむし歯予防劇「歯みがきをしよう!」の一部上映があり、児童が構成やセリフを考えたニュース仕立ての劇でなかなかの出来栄えでした。最後に「27年間にわたる米沢市内小中学生の歯科健診結果の推移と課題」の演題で本会の山田雄大君より講演が行われました。平成7年から令和3年までの学校健診データを用いて、学年別DMF者率とDMFT指数の年次推移について説明があり、むし歯有病率が非常に少なくなっている一方で、一人で多数のう蝕を抱える子供も散見され二極化が進んでいると説明がありました。幼少期からの歯磨き習慣が、その後の口腔環境にとって重要であるとまとめ講演を終えました。