米沢市歯科医師会

NCVラジオ放送生出演

鈴木基会長と山田雄大学術担当理事が口腔の重要性を啓蒙

令和4年6月2日(木)17時36分よりラジオ「エフエムNCVおきたまGO!」とNCV9チャンネルとの同時生放送「Nトピ+プラス」に鈴木基会長と山田雄大学術担当理事が出演しました。鈴木会長が「歯と口の健康週間」は歯と口の健康に関する正しい知識の普及啓発、適切な歯みがき習慣の定着、歯科疾患の早期発見・早期治療の徹底などを目的に行っていること、そして米沢市歯科医師会では、新型コロナウイルスの影響で中止となっていた「歯と口の健康相談と無料健診」を3年ぶりに6月4日(土)開催予定であること、また米沢市のご協力で4月1日号の市報に「フレイル、ご存知ですか?」と「歯周病菌が腸内細菌バランスを崩す!」の歯科口腔啓蒙パンフレットを折り込み配布したことを説明しました。

生放送の様子続いて山田学術担当理事が、歯周病と全身疾患が関連していることについて触れ、最新の研究で、唾液に含まれた歯周病菌が生きたまま腸に到達し腸内細菌のバランスを崩し様々なリスクを増大させることが分かってきており、定期的に歯科受診し口腔の健康を保つことが重要であると説明しました。また高齢期で心身の機能や活力が低下し、虚弱になった状態であるフレイルについて触れ、プレフレイルに位置するオーラルフレイルは口腔の機能が低下した状態であり、むせる、食べこぼす、お口が渇く、滑舌が悪くなってきた等の症状がある場合、適切な対応により健康に近づくことが可能であり、これらの些細な症状に早めに気づき歯科医院を受診することが大切と説明しました。

また、政府が6月上旬にまとめる経済財政運営の「骨太の方針」に「国民皆歯科健診」の導入に向け検討を始める方針が明記されたことに触れ、身体の入り口である口腔の健康管理を幼少期から高齢期まで行う重要性について強調しました。市民の健康長寿の一助となるよう今後も啓蒙活動を続けたいです。