米沢市歯科医師会

米沢市教育委員会・係校長・養護教諭との懇談会

昼食後に歯磨きを行うことを強く要望

令和3年7月1日(木)午後4時より「置賜総合文化センター」4階教育委員室にて本会と米沢市教育委員会、係校長、養護教諭との懇談会が開催されました。本会からは三役と地域保健、学術、広報の各担当理事7名が出席し、米沢市教育員会、係校長、小・中学校養護教諭部会からは8名が出席しました。渡部宏一専務理事による進行で行われ、鈴木基会長より、「昨年より続く新型コロナウイルスの影響で学校における歯磨き習慣が変わってきている現状があるようです。この点を踏まえて、学校歯科保健活動が良好になるよう話し合いたいです。」と挨拶がありました。

小学校・中学校養護教諭部会より検討課題の提出があり、1.良い歯の個人表彰の表彰状に名前を明記してほしい。 2. 米沢市の小中学校学年別のDMFT指数データを提供してほしい。 3.歯科健診において、全校に歯科衛生士を帯同してほしい。 4.教育委員会への要望としてディスポミラーを供給してほしい。 1、2、3に関しては本会より前向きに検討したいと回答しました。4については、本会よりもダブルミラーテクニックで歯科健診を行うため一人2本のミラーを確保してほしいと要望しました。

懇談会の様子

懇談会の様子

続いて、本会より、昨年、今年の健診結果から、学校における昼食後の歯磨きが行われていないため、多くの児童生徒の口腔内環境がよくない現状にあり、水場の確保が出来ず歯磨きが出来ないとのことだが、工夫することで歯磨きは問題なく行うことができ、学校という教育の場で歯磨きは生活習慣としても、健康を守るうえにおいても重要であり、是非行っていただきたいと要望しました。

最後に、日本歯科医師会の「ウィズコロナ時代の歯のみがき方」と日本学校歯科医会の「新しい生活様式の歯みがきの仕方」の動画を全員で視聴し理解を求めました。この動画はHPからダウンロードできるので各学校で活用していただきたいと伝えました。また昨年、今年と歯科健診後に学校長と児童・生徒の現状について話をする機会がない会員もいました。本会として、児童・生徒の健康を守るために、わずかでも話しあう場を設けて欲しいと要望しました。これからも、新型コロナウイルス感染予防のためにも、歯磨きの大切さを子供たちへ届ける啓発活動を行っていきたいです。