米沢市歯科医師会

「米沢市歯科医師会 平成のあゆみ」刊行される

平成のあゆみを次世代へ

令和2年9月に米沢市歯科医師会の平成時代の活動を記録した「米沢市歯科医師会 平成のあゆみ」を刊行しました。きっかけは鈴木基会長の「改元にあたり、米沢市歯科医師会の活動の記録をまとめよう。これから会を担う若手会員のためにも、記録は大切だから。」の一言でした。「米沢市歯科医師会平成のあゆみ」編集委員会を設け、委員長を渡部宏一専務理事、編集委員を、鈴木基会長、遠藤浩副会長、村山敏明地域保健担当理事が担当し、各理事にも記事収集を依頼し、古い資料をひっくり返しての作業から始まりました。平成8年11月刊行の「米沢市歯科医師会史」と重複する期間もありますが、平成の記録は全て網羅するよう心掛けました。平成30年10月に米沢市医師会館の移転に伴い歯科医師会室も引っ越しを行ったため、当時処分した書類もあり記録が残っているか危ぶまれましたが、大切な資料は残してありました。

記録を見返してみると、市民への啓蒙を図る歯科保健活動、知識や技術を深めるための講演会や研修会、学会発表、行政への働きかけや連携等、その活動は多岐にわたり、これだけの活動を行ってこられた諸先輩方の努力に対し尊敬の念に堪えません。特に東北地区歯科医学会において「米沢方式」を24回連続で発表を行っており、一つひとつの積み重ねがやがて大きな成果となることを実感させられます。歯科医師一人で踏み出す百歩よりも、会全体で踏み出す一歩にでしか出来ないことがあることの表れです。資料集的な意味合いが強い記念誌ですが、今後の本会を担う若い会員の活動にも役立つものになると思います。コロナ禍に始まった令和の時代ですが、現理事らも平成の偉業を引き継ぎ次世代へ導くよう尽力したいと決意を新たにしました。

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