米沢市歯科医師会

本会と米沢市との懇談会

~安藤栄吾理事による講話 米沢市職員によるはっぴぃ体操実演も~

平成31年2月19日(火)午後6時よりホテルモントビュー米沢において、平成30年度米沢市歯科医師会と米沢市との懇談会が開催されました。今回は米沢市の当番で開催。

はじめに中川勝米沢市長が「日頃より歯科医療に携わっている皆さんに大変お世話になっている。市の政策として健康長寿日本一を掲げて取り組んでおり、鈴木基会長には様々な会議に参加していただいている。市立病院の歯科口腔外科、そして歯からの健康づくりにいろいろ意見をいただきたい。」との挨拶がなされました。

中川勝米沢市長

中川勝米沢市長

続いて本会の鈴木基会長が挨拶にたち、「平成7年からはじまったこの懇談会も今回で25年目、四半世紀を迎えた。この会を通して保健師さんらとの繋がりがつくれたらいいと思う。健康長寿推進条例ができれば各団体の責務もでてくる。そうした中で歯科を理解してもらえるようにしたい。4月から市立病院の歯科口腔外科での歯科外来がはじまる。今後米沢市民の福音となると思う。退院後の口腔ケアなどもしっかり協力できるようにしていきたい。」との挨拶がなされました。

鈴木基会長

鈴木基会長

続いて本会の安藤栄吾地域保健担当理事が「歯科医療が未来を救う」と題した講話を行いました。団塊の世代が後期高齢者となる2025年問題。医療保険、介護保険とも増加の一途をたどっています。平均寿命と健康寿命との開きもあり、国民皆保険制度は存続の危機を迎える可能性もあります。一方で歯の残存している本数が多いと健康寿命が長い、というデータがあり一人あたりの医科医療費も少ないというデータがあります。どうすれば、歯が残せるのかといえば、歯科健診を長期間にわたり継続することが必要だといえます。また、歯周病は心臓病や糖尿病の原因となることが分かっており、人工透析を受けている患者の年間医療費は大変高額です。特定健診の項目に残念ながら歯周病の検査はないため、健診後の特定保健指導の中で、糖尿病と糖尿病予備軍の方への説明事項と歯周病との関連性を加えてほしい、との希望が述べられました。

講師をつとめる安藤栄吾理事

講師をつとめる安藤栄吾理事

続いて神保朋之米沢市高齢福祉課長により、昨年の3月にできた米沢市オリジナル介護予防体操「米沢はっぴぃ体操」の紹介がなされました。認知症を予防する脳のトレーニング=はっぴぃ脳トレ、噛む・飲み込む力をつけるお口の体操=はっぴぃマウス体操、全身の筋肉を強化し、転ばない体をつくる=はっぴぃ筋トレ、みんなで楽しく体操しましょう!米沢愛マンボ体操、タンタンタッチ体操を紹介。今回は、はっぴぃマウス体操の紹介と参加者による実演が行われました。

講師をつとめる神保朋之米沢市高齢福祉課長

講師をつとめる神保朋之米沢市高齢福祉課長

はっぴぃマウス体操の実演 

はっぴぃマウス体操の実演

その後、本会の遠藤浩副会長による乾杯の発声で懇親会が開宴となり、各テーブルごとに歓談交流がなされました。最後に、小関浩米沢市健康福祉部長による中締めで、盛会裏に懇談会は終了しました。

小関浩米沢市健康福祉部長による中締め

小関浩米沢市健康福祉部長による中締め