米沢市歯科医師会

「米沢市学校保健研究発表会」 

~山形県よい歯の学校表彰 最優秀校に六郷小学校が受賞~

平成31年2月14日(木)午後3時より、すこやかセンター大会議室において、平成30年度米沢市学校保健研究発表会が開催されました。発表に先立って、「山形県良い歯の学校表彰」が行われ、最優秀校の六郷小学校、優秀校の南部小学校、南原中学校に表彰状が手渡されました。

次に、「米沢市良い歯の学校表彰及び児童生徒個人表彰式」が行われ、良い歯の学校表彰は、最優秀校が南部小、六郷小、塩井小、四中、南原中で、優秀校は、東部小、西部小、愛宕小、三沢西部小、二中、五中、六中で、努力校が、興譲小、三沢東部小、三中でした。また、虫歯ゼロの表彰者は、小学校493名(男子268名、女子225名)中学校392名(男子206名、女子186名)と去年よりも更に好成績でした。各学校の代表者に表彰状が手渡されました。

鈴木基会長より表彰状が授与された

鈴木基会長より表彰状が授与された

その後、鈴木基会長より「六郷小が山形県の最優秀校に選ばれたのは、平成20年の二中以来の事で、県内20校の優秀校の中に、南部小、南原中が入ったのも、校長先生をはじめ関係者の方々の努力に感謝し、改めて敬意を表します。また、米沢の12歳児のDMFT歯数が平成30年度男子0.63、女子0.86となりました。最悪であった昭和50年代は6前後なので、十分の一近くまで下がっています。それだけ口腔衛生管理が行き渡ってきています。これも皆様の努力の賜物であり、更に良くなるように、全面的に本会も協力していきたいと思います。」という内容の挨拶がなされました。

次に、山形県学校給食優秀校の伝達表彰、養護教諭部会より北部小学校の吉村路子先生の研究発表後、公立学校共済組合東北中央病院の臨床心理士の古澤あや先生より「ストレスチェックの報告と活用ポイントについて」という演題で講演が行われました。

東北中央病院の吉澤あや先生

東北中央病院の古澤あや先生

ストレスチェック制度は、平成27年12月より施行された。労働安全衛生法の一部改正に伴い新たに創設された制度で、労働者のメンタルヘルス不調の未然防止を目的としています。自身のストレス要因、ストレス反応、職場ストレス状況を把握し、セルフケアや組織のストレスマネジメントや働きやすい職場づくりに活かすことを目的としています。実施方法として、国が推奨する「職場性ストレス簡易調査票」を用いて、年に1回以上労働者に受検してもらうというものです。古澤先生は、自分自身が受検したデータを基にして分析結果について一つ一つ具体的に細かく説明されました。一次予防は「不調への気付き、セルフケアの取り組み」に関する知識を得ることから始まるといいます。

「ストレスチェックの受検、医師面接、相談窓口の利用、教育研修」等を利用し、メンタルヘルスへの気付きやセルフケアに取り組むきっかけとすることが大切である、と講演がなされました。最後に、東北中央病院メンタルヘルス相談室の案内、研修会の要請にも無料で応じますとの親切なお話もあり、有意義で素晴らしい講演会は万雷の拍手と共に閉じられました。