米沢市歯科医師会

第65回 東北地区歯科医学会 米沢市歯科医師会会員が3題発表

平成24年10月20日(土)21日(日)山形県歯科医師会館4階会議室において、第65回東北歯科医学会が開催されました。

昨年の秋、福島県で開催される予定でしたが東日本大震災の影響で中止となり、2年ぶりの開催となりました。初日は開会式の後、講師に日本歯科医学会会長の江藤一洋先生による「これからの歯科界の展望と課題」と題した特別講演が行われました。

その後、シンポジウム「より強固な大災害時の連携体制の構築を目指して~東日本大震災を経験して~」が行われ、本会の鈴木基専務理事が座長を務めました。まず、奥羽大学歯学部、岩手医科大学歯学部、東北大学歯学部のそれぞれの代表者によって震災時の各大学の状況や対応、地元歯科医師会の連携について講演があり、続いて東北6県それぞれの歯科医師会の代表者から震災時の状況についての講演が行われました。最後のディスカッションでは、今回の様なこれまでの想定を覆すほどの大規模な震災が、従来の行政、県内外歯科医師会、日歯、大学、関係団体との連携や災害発生時の対応に様々な問題点があることを浮き彫りにしたとし、今後起こりえる大規模災害に備えて見直しや改革が必要であるとの結論に達しました。

二日目の一般口演では、本会の村山敏明先生が「総合病院におけるNSTへの参加を通しての米沢市歯科医師会医療連携の現状」、遠藤浩先生が「当院における20年間の治療症例からの、インプラント治療における有用性の検討」、中川隆伸先生が「う蝕リスク要因の低う蝕罹患状況における有用性について」と題して発表しました。いずれの演題に対しても積極的な質疑応答がなされ、大変有意義な発表でした。 :lol: