米沢市歯科医師会

令和7年度米沢市学校保健研究発表会

「学校歯科健診から数字で見る米沢市の現状と今後の課題」―米沢方式27年の成果―

長谷部智之君が発表

令和8年2月19日(木)午後3時より「置賜総合文化センター」203研修室において、令和7年度米沢市学校保健研究発表会が開催されました。はじめに米沢市学校保健功労者表彰が行われ、続いて「米沢市よい歯の学校表彰」が行われ、最優秀校に南部小、優秀校に松川小、第三中、努力校に万世小、西部小、第四中が受賞し、各学校の代表者に表彰状が手渡されました。「米沢市よい歯の個人表彰」では900名の生徒が表彰となりました。渡部宏一米歯会長より「よい歯の個人表彰は毎年受賞者が増えており嬉しい限りですが、よい歯の学校表彰において小学校では14校中6校の応募、中学校では6校中2校の応募と減少傾向にあり、この歴史ある表彰を継続できるようにご協力をお願いしたいです。」と挨拶を述べました。

長谷部(智)君次に学校保健主事部会より「自分を大切にする力を育む保健教育の実践」の演題で米沢市立第六中学校の波多野麻衣子養護助教諭より研究発表が行われ、自分の心と体、他者との関わりについての大切さを述べました。続いて本会より「学校歯科健診から数字で見る米沢市の現状と今後の課題」―米沢方式27年の成果―の演題で長谷部智之君より講演がありました。歯周病が全身に影響することを述べ、口腔内の細菌による感染性心内膜炎と歯科処置について説明しました。また平成7年より開始した「米沢方式」について述べ、12歳児のDMFT指数・DMF者率は大きく減少したが、高校生以降になるとう蝕は増える傾向にあり、一方で歯肉炎は緩やかに減少したものの一定割合で推移しており、う蝕と歯肉炎では改善に違いがあり、歯肉の健康管理や生活習慣への支援が依然として課題であると述べました。最後に①歯周病は「炎症」と「感染」の2つの側面を持つ。②全身疾患や循環器疾患と深く関わる。③定期受診することが歯の本数維持や細菌感染のリスクを下げる。を挙げ、正しい歯の磨き方や定期受診を生活習慣の一部として定着させるといった口腔ケアが今後の健康寿命の延伸のために重要であると述べました。