米沢市歯科医師会

平成29年度 米歯学会開催

東京都品川区開業 新井俊樹先生を講師に招いて

「寒天アルジネート連合印象を精密印象にするポイント」

平成30年3月10日(土)午後3時より米沢市医師会館講堂にて米歯学会が開催されました。講師は東京都品川区で開業されている新井俊樹先生。鈴木基会長より、「今日は雪による交通障害もなく、無事開催できてなによりです。」との挨拶がなされました。続いて大峡潤学術担当理事よる講師の紹介の後、「寒天アルジネート連合印象を精密印象にするポイント」という演題で学術講演会は行われました。

講師紹介をおこなう大峡学術担当理事

講師紹介をおこなう大峡学術担当理事

寒天アルジネート連合印象を使っていない歯科医院は皆無といってよく、現在では誰もが特に疑問を抱くことなく日々の臨床で行っています。保険診療は寒天アルジネート連合印象、自由診療はシリコーン印象という考えが多いようです。寒天アルジネート連合印象がシリコーン印象と比較して遜色ない適合が得られるポイントを、動画を交えながらわかりやすく講演していただきました。

講師をつとめる新井俊樹先生

講師をつとめる新井俊樹先生

印象採得の力加減はどうか、マージンを視認するにはどの色が適しているのか、徹底した混水比の管理、水温のチェック、印象の保管場所や、保管時間、石膏の流し方と取り外すタイミング、各種材料の違いなど、普段何気なく行っている寒天アルジネート印象を細部まで突き詰めた講演内容でした。これらを徹底することは、医院にとっても患者にとっても非常に有益であると思えました。今回は19名の会員と40名のスタッフの参加がありました。印象をとる機会の多いスタッフにとっても非常に興味深い内容だったようです。

多くのスタッフの参加があった

多くのスタッフの参加があった