~さらなる医療と介護の連携を目指して~
平成30年2月2日(金)午後6時30分より、米沢市すこやかセンター2階会議室において、第3回米沢市多職種連携カンファレンスが開催されました。本会の鈴木基会長による開会の挨拶に続き、小林正義米沢市医師会会長は「本日は、医療と介護の顔の見える関係をつくっていく機会。多職種でケースカンファレンスを行い、実のあるケアプランの策定を目指していただきたい。」と挨拶しました。
次に高橋秀昭・前米沢市医師会会長による「在宅医療について」という演題で講演が行われました。「高齢化社会を迎え、在宅医療の必要性は益々増えてくる。今後、病院のベッド総数の変化は少ないと思われるが、在宅でのケアは今後も増えていくことになる。置賜地区は県内の他地区と比べて在宅医療を行っている医療機関は多いものの、まだ半数の医療しか在宅医療を行っていないのが現状。今後、どのようにしてより多くの医療機関に参加してもらえるかが、課題としてあげられる。」と講演しました。
ついで、各テーブルに分かれて在宅ケアについてのグループワークが行われました。事例の基本情報(病名、介護認定状況、日常生活自立度、主訴等)、身体等の状況(ADL、服薬、排尿・排便、口腔衛生、食事摂取等)、その他の患者の状況や課題等のケース情報を基に、それぞれの専門分野の視点から意見を出しあいケアプランの策定を行いました。その後、グループワークで策定されたケアプランが、4グループから発表されました。どのケアプランも、それぞれの専門性を反映した内容でした。
最後に山本修平米沢市薬剤師会会長による閉会の挨拶で会を閉じました。今回のカンファレンスも、医療・介護の関係者が一堂に会して行われました。さらなる在宅介護を推進していく必要性を認識するとともに、医療と介護の連携のあり方を考える機会となりました。