米沢市歯科医師会

新潟大学歯学部で摂食嚥下リハビリテーション研修会を開催

~米歯理事の8名が参加しVE(嚥下内視鏡)、VF(嚥下造影検査)を研修~

平成27年度山形県在宅医療推進事業の一環として新潟大学大学院医歯学総合研究科摂食嚥下リハビリテーション学分野井上誠教授のご厚意で、同講座が主催する摂食嚥下リハビリテーションの研修を3回開催しました。本会理事を中心とした8名が選抜され、10月15日(木)に五十嵐栄君、渡部宏一君、松岡勲君、山﨑宙君が、11月5日(木)に平間和広君、安藤栄吾君が、11月19日(木)遠藤浩君、満田隆之君が参加しました。研修は1日の日程で、鈴木基副会長のご子息で同講座の鈴木拓先生に担当していただきました。

午前は最初にVE(嚥下内視鏡)を用いた嚥下の評価法の相互実習が行われました。初めは慣れないVEの操作に皆戸惑いましたが、全員がVEによる嚥下の評価に成功。次に病棟で入院患者に行われている歯科衛生士による口腔ケアや言語聴覚士による各種訓練を見学しました。言語聴覚士による各種訓練は実際に見学する機会が非常に少ないため、参加者全員にとって貴重な体験となりました。

嚥下内視鏡の取り扱い実習

嚥下内視鏡の取り扱い実習

午後からはVF(嚥下造影検査)と外来での摂食嚥下リハビリテーションの見学が行われました。

嚥下造影検査の様子

嚥下造影検査の様子

近年超高齢社会の到来に伴い、注目を集めている摂食嚥下リハビリテーションですが、一般開業医が実際のノウハウを学ぶ機会が少ない中でこのような機会が得られたことは大変貴重でした。今後、より多くの会員が受けられるように研修の機会を増やす予定です。