
平成27年10月11日(日)午後3時より米沢市伝国の杜大会議室において、平成27年度山形県地域医療推進事業研修会が本会と山形県歯科医師会の主催で開催されました。はじめに、佐藤寿之形歯地域保健常任委員会副委員長が開会の挨拶を行い、永田秀昭形歯会長より、「歯科の重要性が分かる講演が聞かせてもらえると思うので、皆さんよろしくお願いしたい」と挨拶がなされました。ついで村山敏明形歯常務理事より福岡から来県いただいた二名の講師紹介がなされました。
講演で西日本新聞社編集企画委員の佐藤弘氏は、現代の子供の体温低下傾向について触れ、“冷暖房が整った環境、シャワーだけの入浴、体を締め付ける下着、そして偏った食事などに起因する”と思われる、と指摘。大学生の偏った食事の事例等を紹介してもらいました。「食育というと食べることばかり大きく取り上げられているが、食べる・排泄する・処理する・土に返す・作る・獲るといった一連の循環した流れで成り立っていることを考えなくてはいけない。そうした中で、“食べること、噛むこと”つまり生きることとして食育を考えてこそ完成する。」と講演されました。
福岡市開業の今井一彰先生は講演で、「口呼吸が40~50%の人にみられている。口呼吸によりダメージを受けている人が非常に多い。口呼吸がもたらす最大の弊害は、咽頭リンパ組織の乱れや鼻粘膜などの委縮、口腔内雑菌の増殖によって引き起こされる免疫異常。口呼吸を鼻呼吸に変える“あいうべ体操”には、免疫を高めて病気を治す効果がある。口呼吸を鼻呼吸に変えることで、正しい舌の位置となり、様々な病気の原因治療につながる。」と講演されました。
口と鼻は食事と空気の通り道、つまり命の入り口である、という言葉がとても印象に残る研修会でした。