米沢市歯科医師会

一般社団法人米沢市歯科医師会 会長挨拶  

会長 鈴木 基

会長 鈴木 基

  ご 挨 拶

一般社団法人 米沢市歯科医師会

会長  鈴木 基

 

 

米沢市歯科医師会は、現在約40名の会員で組織されております。

明治29年(1896年)に米沢市で初めて関新太郎先生が開業されから120年以上になります。昭和22年8月に社団法人の認可を受け、平成24年4月に公益法人制度改革により一般社団法人米沢市歯科医師会となっております。

令和を迎え、米沢市では「健康長寿のまちづくり推進条例」が制定されました。条例には、からだの健康づくり、こころの健康づくりなどの項目と一緒に「歯及び口腔の健康づくり」の項目が入りました。歯周病が糖尿病、心疾患、誤嚥性肺炎などと深く関わっていることが明らかになっており、お口の健康づくりは総合的にみて取り組まなければなりません。市民誰もが生涯にわたり健康で明るく、元気に生活できる社会の実現のため歯科医師会としても協力させていただきます。

お口の健康づくりには世代にあった対応が必要になります。

子供のむし歯は非常に減ってきました。しかし、一人で多くのむし歯を持つ子供が存在します。これからは、むし歯のない子供を育てることが重要になってきます。社会的環境要因を考慮した、低年齢からの個人にあった対応が求められます。学校などと協力しあいながら対応していきたいと思います。

日本では、高齢化が進み、医院完結型から、多くの医療職が関わる地域完結型医療の構築が求められています。口腔ケア、口腔健康管理の有用性や重要性が広く認識されるようになり、在宅、施設などで歯科治療を必要としていらっしゃる方々が増えてまいりました。その方々のサポートに一生懸命取り組まなければならないと考えています。我々は平成10年より市の協力をいただきながら、会として在宅訪問歯科診療に力を入れてまいりましたが、今後も積極的に取り組んで参ります。

平成31年4月、米沢市民にとって非常に嬉しい事がございました。米沢市立病院に歯科外来が設置されました。難しい口腔外科的疾患、有病者の歯科治療などは遠隔の病院へ紹介せざるを得ず、ご不便をおかけしておりました。今後は、歯科医師会として市民の皆様のため、病院と地域歯科医院との連携に協力したいと思っております。

住み慣れた米沢で安心して自分らしい生活を実現できるよう行政や医師会、薬剤師会など多くの医療職種の方々と連携を密にして歯科医療の発展に努めてまいります。

令和24

 

 

 

 

 

 

 

【米沢市歯科医師会が行っている主な事業】

・1歳8ヶ月児・3歳児健診(すこやかセンター 通年)

・学校健診と学校保健事業(米沢市内の各小中学校・高等学校 通年)

・米歯学会 学術講演会(毎年2月上旬)

・よい歯の学校表彰・よい歯の児童生徒表彰(毎年2月中旬)

・米沢市との懇談会(毎年2月下旬)

・歯の無料健診と相談(毎年6月上旬)

・歯の供養祭(毎年8月上旬)

・東北地区歯科医学会(毎年10月 毎年多数の会員が参加)

・おくちのさわやか週間特別講演会 & HAPPY COME COME 8020達成者表彰式(毎年11月上旬)

・米沢栄光の里診療所での歯科診療(万世福祉の里診療所 通年)

米沢市万世町梓山にある社会福祉施設 万世栄光の里において毎週会員の輪番制で歯科診療を行っています。入所されている障がいをもたれた方への歯科診療を通し、健康で快適な生活が送ることができるようサポートさせていただいています。平成20年には、山形県知的障がい者福祉大会会長感謝状を受賞しました。

・米沢市立病院 NST回診(米沢市立病院 通年)

米沢市歯科医師会NST委員会では、米沢市立病院でのNST回診・口腔衛生指導を週1回行っています。NST(NST:Nutrition Support Team)とは栄養サポートチームのことで、職種の壁を越え、栄養サポートを実施する多職種の集団(チーム)のことをいいます。栄養サポートとは、基本的医療管理のひとつである栄養管理を、症例個々や各疾患治療に応じて適切に実施することを目的としています。

・外部団体との連携・協力をはかっている主な事業

置賜地区医療連携推進協議会 市民セミナー 米沢市学校保健会 置賜地区救急医療対策協議会 米沢市介護保険運営協議会 公立置賜病院医療連携協議会 米沢市国保運営協議会 米沢市介護支援専門員連絡協議会 米沢市健康づくり推進協議会 等