米沢市歯科医師会

一般社団法人米沢市歯科医師会 会長挨拶

1O0A0035 (2)  ご 挨 拶

一般社団法人 米沢市歯科医師会

会長  遠藤 浩

 

 

この度、一般社団法人米沢市歯科医師会定時総会にて会長を拝命いたしました。

 

現在、本会会員の診療所では、『かかりつけ歯科医院』として、米沢市民の健康を守るべく日々活動をしております。

新型コロナウイルス感染症の流行により、米沢市歯科医師会も『新しい生活様式』を市民の皆様と模索して参りました。

以前より歯科医療界では、慢性的なお口の炎症である歯周病が、糖尿病・心疾患・誤嚥性肺炎など、全身的な疾患に影

響を及ぼすこと、口腔内の清掃状態が手術の成功率や免疫系を司る腸内細菌叢バランスに関与することは明らかになっ

てきております。制限のある生活が続いた反面、市民の皆様の健康観も高まり、広く周知されることとなりました。

 

『食べる・話す・飲み込む』といったお口の健康を維持することは、日常生活の維持向上や健康寿命を延伸することに

つながります。2025年以降の少子超高齢社会に向け、米沢市が提唱する『健康長寿日本一』を実現するには口腔衛

生管理を継続しQOL(クオリティ・オブ・ライフ:生活の質)を向上させることが、本会の最優先課題と位置づけ、全

世代に向け治療から予防へのシフトチェンジの重要性を啓蒙して参ります。

 

健康長寿のまちづくりを目指すために

 1:むし歯や歯周病は細菌による感染症であり、その多くは小児・学童期の家庭内感染であることから、各家庭が

  『かかりつけ歯科医院』を持ち、低年齢からの口腔管理が実施できるよう、行政・各教育機関・施設等と連携し啓

   蒙する。

 2:2025年以降の米沢市の高齢化率は34%を超えることが予想されており、在宅・施設などで歯科治療を必要とさ

   れる方々へのより一層の在宅訪問診療の充実を図る。

 3:行政・医師会・薬剤師会など多くの医療職種の方々との連携を密にし、協力する。

 

以上3点を米沢市歯科医師会として引き続き協力させていただきます。

 

米沢市歯科医師会では、乳幼児健診・事業所検診・在宅訪問診療などを通して、生涯にわたりお口の健康を守り育て

ることができるよう、歯科医療の発展に努めるとともに各医療職種の方々と連携・協力し活動して参ります。

 

 

 

 

 

 

【米沢市歯科医師会が行っている主な事業】

・1歳8ヶ月児・3歳児健診(すこやかセンター 通年)

・学校健診と学校保健事業(米沢市内の各小中学校・高等学校 通年)

・米沢市歯科医師会学術講演会(毎年2月上旬)

・よい歯の学校表彰・よい歯の児童生徒表彰(毎年2月中旬)

・米沢市との懇談会(毎年2月下旬)

・歯と口の健康相談と無料健診(毎年6月上旬)

・歯の供養祭(毎年8月上旬)

・東北地区歯科医学会(毎年10月 毎年多数の会員が参加)

・おくちのさわやか週間特別講演会 & HAPPY COME COME 8020達成者表彰式(毎年11月上旬)

・米沢栄光の里診療所での歯科診療(万世福祉の里診療所 通年)

米沢市万世町梓山にある社会福祉施設 万世栄光の里において毎週会員の輪番制で歯科診療を行っています。入所されている障がいをもたれた方への歯科診療を通し、健康で快適な生活が送ることができるようサポートさせていただいています。平成20年には、山形県知的障がい者福祉大会会長感謝状を受賞しました。

・米沢市立病院 NST回診(平成22年~平成30年)

米沢市歯科医師会NST委員会では、米沢市立病院でのNST回診・口腔衛生指導を週1回行っています。NST(NST:Nutrition Support Team)とは栄養サポートチームのことで、職種の壁を越え、栄養サポートを実施する多職種の集団(チーム)のことをいいます。栄養サポートとは、基本的医療管理のひとつである栄養管理を、症例個々や各疾患治療に応じて適切に実施することを目的としています。

・外部団体との連携・協力をはかっている主な事業

置賜地区医療連携推進協議会 市民セミナー 米沢市学校保健会 置賜地区救急医療対策協議会 米沢市介護保険運営協議会 公立置賜病院医療連携協議会 米沢市国保運営協議会 米沢市介護支援専門員連絡協議会 米沢市健康づくり推進協議会 等