米沢市歯科医師会

第22回おくちのさわやか週間市民講演会&HAPPY COME COME8020達成者表彰式

~東北大学の小川徹准教授が「米沢市立病院の歯科外来の活動について」講演~

平成30年11月10日(土)午後2時30分より、置賜総合文化センターホールにて第22回おくちのさわやか週間市民講演会 & HAPPY COME COME8020達成者表彰式が開催されました。はじめに遠藤浩副会長の開会の辞の後、鈴木基会長は挨拶の中で「食べることは生きること、米沢市歯科医師会は市民の皆さんの健康寿命が長く続くように今後も協力していきたい。」との挨拶がなされました。

続いて山形県歯科医師会主催の「歯と口の健康に関する図画・ポスター・標語コンクール」で受賞した米沢市内小学校児童3名と「HAPPY COME COME8020達成者コンクール」の受賞者で表彰式に参加いただいた29名の方への伝達表彰式が行われ、鈴木基会長より受賞者ひとりひとりに表彰状が授与されました。受賞者の代表の方から「子供の頃は甘いものがなかったため虫歯にならなかったが、現代は食の変化により虫歯に罹患しやすくなった。米沢市の歯科医師の先生方にはますます市民の口腔健康管理をお願いしたい。」とコメントをいただきました。なお、本年度は米沢市から優秀1名、優良89名の方が8020達成者として受賞されています。

鈴木基会長から表彰をうける8020達成者

鈴木基会長から表彰をうける8020達成者

8020達成者表彰式記念撮影

8020達成者表彰式記念撮影

続いて東北大学大学院歯学研究科口腔システム補綴学分野の小川徹准教授より「米沢市立病院に開設した歯科外来の活動について」と題して市民講演会が行われました。4月より開設された歯科外来では、入院中の患者さんの周術期歯科診療を中心に歯科外来はスタートしました。周術期歯科診療とは、全身麻酔での手術や癌の化学療法をうける患者さんに対して、手術や治療の前後に口腔管理を行うことであり、口腔内の細菌が手術部位へ感染することの予防や、手術後の免疫低下により生じる肺炎などの感染予防、全身麻酔の際に歯が折れたり抜けたりすることの予防を目的としている等、周術期の口腔管理の大切さを講演していただきました。また、口は気分を映し出すのに重要な器官であり、スマホの絵文字を例に挙げ感情表現に口は欠かせないと話してもらいました。今年の4月に開設した歯科外来だが今後も地域医療の一環として米沢市民の方々の口腔管理に協力していきたいと締めくくりました。

講師の小川徹東北大学准教授 

講師の小川徹東北大学准教授