米沢市歯科医師会

平成28年度米沢市学校保健研究発表会

良い歯の表彰 最優秀校に東部小、関小、愛宕小、二中

薬剤師会の赤尾眞先生が薬物乱用防止と医療用麻薬の適正使用について講演

平成29年2月9日(木)午後3時より、すこやかセンターにおいて、平成28年度米沢市学校保健研究発表会が開催されました。発表に先立って、米沢市良い歯の学校表彰及び児童生徒個人表彰が行われました。

渡部宏一専務理事は「平成26年度のDMFT歯数の4.4本と比べて平成27年度には0.8本も減少している。また、良い歯の表彰者も1600名中900名と過半数を超えていることは、皆様方の努力であり米沢方式の成果と思われる。今後ともご協力をおねがいします。」との挨拶がなされました。

表彰をおこなう渡部専務理事

表彰をおこなう渡部専務理事

 

良い歯の学校表彰

【最優秀校】東部小、関小、愛宕小、二中

【優 秀 校】北部小、関根小、松川小

【努 力 校】西部小、三沢東部小、南原小、南原中

虫歯ゼロ表彰者は、小学生527名(男284名、女243名)と昨年よりもさらに好成績でした。各学校の代表者に表彰状が手渡されました。なお、山形県よい歯の学校表彰において、愛宕小、松川小、関根小、二中が優良校に選ばれました。

養護教諭部会・給食研究部会から関根小の神戸大樹先生の研究発表後、薬剤師会の赤尾眞先生より「薬物乱用防止と、医療用麻薬の適正使用の違い」という演題で講演が行われました。

講師をつとめる薬剤師会・赤尾眞先生

講師をつとめる薬剤師会・赤尾眞先生

①薬剤師から見た学校における薬物乱用防止教室の現状 ②薬物乱用教室の内容 ③危険ドラッグについて ④薬物乱用防止における一次二次三次予防 ⑤これからの薬物乱用防止教室の在り方について項目ごとに講演されました。普通に使っている風邪薬のような薬もでたらめに使えば薬用乱用になる、といいます。薬物依存症は再発を繰り返す慢性的な脳の障害で、その再犯者率は60%以上にのぼるとのこと、危険ドラック以外にも、睡眠剤、抗不安剤などの依存も増えているといいます。今後の対策として、学校などでの指導、警察、薬剤師、地域社会全体で予防の為に努力していくことが大切であると話し、「薬物乱用防止教育を受けた子供たちが、将来得た知識を生かして地域を支える一人に成長していけばよいと考える」と講演を締めました。大変充実した講演内容でした。