米沢市歯科医師会

新型コロナワクチンウイルス感染症に係るワクチン接種のための 筋肉内注射の歯科医師による実施のための研修

市民のため使命感をもって研修を受ける

令和3年6月2日(水)午後6時15分より、「米沢市医師会館」講堂にて「新型コロナワクチンウイルス感染症に係るワクチン接種のための筋肉内注射の歯科医師による実施のための研修会」が開催され、34名が参加しました。午後6時15分より日本歯科医師会のEシステムにより①新型コロナウイルス感染症に係るワクチンに関する基礎知識 ②新型コロナウイルス感染症に係るワクチンの接種に必要な解剖の基礎知識 ③新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種の実際(接種時の注意点を含む) ④新型コロナウイルス感染症に係るワクチンのアナフィラキシーとその対応等を研修しました。

研修の様子

実技研修の様子

続いて、午後8時より接種に携わっている看護師を講師に実技研修が行われました。はじめに鈴木基会長より挨拶があり「令和3年4月26日に厚生労働省の通知により、筋肉内注射の実技研修を条件に歯科医師が新型コロナワクチンの接種を行えるようになりました。米沢市医師会の小林正義会長にご相談したところ、今後の状況変化に対応するために実技研修を行ってはどうかとのことで、米沢市健康課に申し出たところ実技研修を開催することとなりました。健康課の皆さん、ご指導して頂く看護師の皆さんありがとうございます。」と述べました。次に米沢市の新型コロナウイルスワクチン接種状況について小田淳子米沢市健康課課長より説明があり「高齢者の80%が2回目の接種を7月末までに完了することを目標としていましたが、この度高齢者の接種率を85%に見直しました。そのため打ち手の確保が喫緊の課題となっており、歯科医師会のご協力は大変ありがたいです。」と述べました。

相互実習

手技を繰り返し確認した

次いで、米沢市立病院看護師(中嶋恵子氏、長谷部孝樹氏、安部淳子氏)、集団接種従事看護師(相田圭子氏、渡邉美穂氏)ら講師紹介が行われ、集団接種会場での被接種者の動線も踏まえ、市職員と看護師によるワクチン接種の一連の実演が行われました。その後、会員らは5つのグループに分かれ実技を行い、接種する部位、注射時の角度などの手技を繰り返し確認しました。最後に遠藤浩副会長の閉会の辞で研修会を終えました。新聞4社、メディア6社が集まり県内初の歯科医師による新型コロナウイルスワクチン接種の研修会に対する注目の高さが伺える研修会となりました。米沢市では4月24日(土)よりすこやかセンターと2つの病院を会場に集団接種を実施しています。ワクチン接種の機会と接種人数を増やすため6月19日(土)より、会場としてグランドホクヨウを新たに追加することになりました。そこで打ち手の人員確保の為、本会に歯科医師派遣の要請がありました。受講した会員が従事することになりますが、本会としても一丸となり市民のために使命感をもって協力していきます。