米沢市歯科医師会

本会と米沢市の懇談会

「健康長寿まちづくり推進条例について」

令和2年2月18日(火)午後6時より、「ホテルモントビュー米沢」にて米沢市歯科医師会と米沢市との懇談会が行われました。はじめに、中川勝米沢市長より挨拶があり、「去年12月の定例議会で健康長寿にまつわる条例を制定させていただきました。市民の健康意識の改革が必要ですが、市としては口腔保健について取り組み、市民の健康長寿に向けて責務を果たしていきたいです。」と述べました。

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中川勝米沢市長

続いて、本会の鈴木基会長より「平成30年の小中学生の1人平均う蝕歯数が0.74歯、う蝕有病者率が29.5%であり、う蝕のない子供が70%となっており、これからはう蝕を減らすのではなく、う蝕のない子供を育てなければならないと考えています。それには本会と米沢市が共通の認識のもと子供を取り巻く生活環境を考慮し、低年齢時から個人に合った対応を行い、取り組むことで米沢の健康長寿日本一の達成も見えてくると考えています。」と述べた。また、3歳児健診時に、要注意の判定があった場合、う蝕リスク低下のため4歳・5歳時に受診の勧めを出していただくなどの対応を検討していただけないかという要望も出されました。

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鈴木基会長

次に、高橋修健康福祉部健康課長より、「米沢市健康長寿のまちづくり推進条例の制定について」の演題で、今後の取り組みについて講話がありました。去年12月に制定された条例をまとめた資料に沿って、地域医療を守り育てるための政策や地域医療の在り方などについて説明がありました。今後も様々な機会でご意見をいただきながら、提言に対して米沢市としてどう対応していくのか検討したいと締めくくり、その後、懇談会が行われ、有意義な意見交換会となりました。

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高橋修健康福祉部健康課長