米沢市歯科医師会

令和元年度 米沢市学校保健研究発表会

東京オリンピックの年 熊野裕仁君が「スポーツ歯科について」を講演

~南部小、松川小、三沢西部小、第五中が米沢市良い歯の学校表彰 最優秀校に~

令和2年2月13日(木)午後3時より、「すこやかセンター」大会議室において、米沢市学校保健会主催、令和元年度米沢市学校保健研究発表会が開催されました。発表に先立って、米沢市学校保健功労者表彰が行われ米沢市歯科医師会からは松岡勲君が表彰されました。続いて「山形県良い歯の学校表彰」(伝達表彰)が行われ、優秀校の三沢西部小学校と優良校の第五中学校に表彰状が手渡されました。次に、「米沢市良い歯の学校表彰」が行われ、最優秀校が南部小、松川小、三沢西部小、第五中、優秀校は、西部小、愛宕小、関根小、第四中、第六中、努力校が、北部小、万世小、広幡小、第七中で、各学校の代表者に表彰状が手渡されました。鈴木基会長より「生きる力を育む健康教育には歯が重要です。良い歯の個人表彰は小学生全児童の約62%である431名、中学生が全生徒の約58%である429名が達成しており、大変素晴らしいです。平成30年の12歳DMF者率は29.5%、DMFT指数は0.74歯であり、これからの学校歯科保健はう蝕を減らすという目標ではなく、う蝕歯のない子供を育てることを目標にする時が来ています。生活環境・社会的要因を認識しながら学校関係の皆さまと協力していかなければならず、今後益々のご協力をお願いしたいです。」と述べました。

鈴木会長より表彰状の授与 

鈴木会長より表彰状の授与

次に、山形県立米沢工業高等学校定時制養護教諭(兼)保健主事である庄司咲恵先生より「本校の実践について」の演題で保健給食部の取組みについて発表後、本会の熊野裕仁君より「スポーツ歯科について」の演題で講演が行われました。咬合力と筋力に関連があること、スポーツドリンクによる過剰な水分補給の影響により、ホワイトスポットと呼ばれる初期むし歯の傾向がスポーツ選手の20~45%の人に見られること、運動時における顎骨・口腔周囲・歯への外傷の対策としてマウスガードが有効であること、外傷時の歯牙破折や歯牙脱臼の初期対応について述べました。今年行われる東京オリンピックでもマウスガードを着用した選手は多くみられると思います。選手のパフォーマンスに期待したいです。

演者の熊野君

演者の熊野裕仁君