米沢市歯科医師会

講師に(山形市開業)青山登先生を招いて出前講座開催

演題「歯内療法の成功率を高めるために」

平成30年5月24日(木)午後5時より、米沢市医師会館講堂において、形歯出前講座が開催されました。大峽潤学術担当理事の司会で開会。鈴木基会長は「この出前講座は、会員の資質向上を図ることを目的に、郡市地区単位で県内各地で開催されている。今日の講演をじっくり聴いて頂き、臨床に活かして欲しい」と挨拶しました。

ついで本日の講師・山形市開業 青山登先生の紹介がなされ、「歯内療法の成功率を高めるために」と題して講演いただきました。

講師の青山登君

講師の青山登君

診査診断~根管充填の各ステップごとの留意点、成功率を高めるための支台築造・歯冠補綴について、論文のデータ等を示しながら講演。臨床診断・治療方針の決定、可及的に無菌的な処置を可能にするラバーダム防湿と隔壁の重要性、適切なストレートラインアクセスの形成、根管の無菌化を目指した根管洗浄・根管乾燥、その上で施術される根管充填が大切であり、これらによって根管治療の成功率を高めることができる、と講演いただきました。講演後には、活発な質疑応答がなされました。

根管治療では、とりわけ根管拡大の器材や根管充填法ばかりが大きくクローズアップされやすい。されど基本事項の遵守こそが最重要と、再認識することができました。

熱心に講演を聴く会員

熱心に講演を聴く会員

その後、講師の青山登先生を囲んで懇親会が開かれました。米沢牛を堪能しつつ、活発な質疑応答がなされました。お忙しい中、米沢で講演いただいた青山先生、ありがとうございました!