米沢市歯科医師会

第31回 置賜地区歯科医師連合会 総会・学術講演会

大峡淳新潟大学教授「発生学研究から見えてくること」を講演

平成29年6月29日(木)15時から東京第一ホテル米沢にて、第31回置賜地区歯科医師連合会学術講演会が開催されました。開会の後、鈴木基会長(米沢市歯科医師会会長)より「置賜地区3市5町は昨年10月時点で人口が約21万人、その内65歳以上が31.8%となっており、全国平均27.3%より高齢化がかなり進んでいる。今後、病院との医療連携、在宅医療が重要となってくる中で、二次医療圏を中心に置賜保健所と置賜総合病院等と連携を強化していきたい。」との挨拶がなされました。

大峡潤米沢市歯科医師会学術担当理事による講師紹介の後、新潟大学口腔解剖学分野大峡淳教授による「発生学研究から見えてくること」と題した講演会が行われました。大峡淳先生は米沢市出身。

発生学という基礎分野の医療への貢献を中心に講演。葉酸の不足によってもたらされる無脳症の予防、遺伝子修復機能をもつTicof1欠損のよるトリチャーコリンズ症候群への対策などについて詳細かつ丁寧に説明いていただきました。日頃の臨床からはあまり接点のない発生学ですが、再生医療の一端でもあることを伺い知る機会となった充実した講演会となりました。

講師の大峡淳新潟大学教授

講師の大峡淳新潟大学教授

 

ついで16時40分から平成29年度置賜地区歯科医師連合会総会が開催されました。斉藤寛副会長(長井地区歯科医師会会長)の挨拶で開会。各担当から事業報告、議事、決算報告と滞りなく満場一致で議案は了承されました。また、置賜地区休日歯科診療の当番医についても報告されました。

最後に伊藤敦信副会長(南陽市・東置賜郡歯科医師会会長)による閉会の挨拶で総会を閉じました。

置賜地区歯科医師連合会総会の様子

置賜地区歯科医師連合会総会の様子