米沢市歯科医師会

米歯学会開催

~川崎市開業 須貝昭弘先生を講師に招いて~

テーマは「子どもたちを健全歯列に導くためのコツ」

平成28年12月10日(土)15時より米沢市医師会館講堂において、米歯学会が開催されました。雪の舞う天候のであったが、多くの会員と医院スタッフの参加がありました。

開会に先立ち林隆一会長より、「多くの方に参加いただきありがとうございます。山形県内では初めての須貝先生の講演となります。時間に限りはありますが、皆さんよろしくお願いします。」との挨拶がなされました。

はじめに大峡潤学術担当理事より講師の紹介がなされ、“子どもたちを健全歯列に導くためのコツ”というテーマで学術講演会はおこなわれました。講演では、歯列咬合の状態がいいほど8020達成者が多いという研究結果がはじめに示された。正常咬合に導くためには、正しい成長過程を知ることが大切。そのためには異常をみつけるためにも正常像を知り、改善していくための治療技術が必要となる。萌出異常の有無・萌出スペースのチェック・習癖の有無等の異常な芽を見逃さないことが重要となる、と講演。そのためのレジン接着法による被蓋の改善法、床矯正装置の利用、筋機能療法等についても症例が提示されました。

口から食べることを最後まで支える歯科医療を実現するために、小児期の歯科医の対応が重要である。一人の患者と永くかかわる歯科医療で患者の期待に応えていかなくてはならない、と話し講演は閉じられました。参加者から活発な質疑応答がなされました。